あなたとアートをつなぐ、名古屋の画廊 松徳

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喪失感

2014/05/29

先日、私の大好きだったティーサロンが閉店しました。

常時何十種類も揃えた中で香りを試させてもらい注文する紅茶、

オーナーさん手作りの添加物無使用絶品スイーツ、時にブランチメニュー。

優雅な内装や調度品と心安らぐBGM。

本を読みながら一人の時間を楽しむも良し、

スタッフさんや常連さんとお喋りしながらのティータイムも良し。

本当に、無類の紅茶好きである私にとって心のオアシスでした。

 

閉店される理由は、オーナーさんの憧れの地へ移転する目処が立ったということなので、

お店自体が完全になくなってしまうわけではないのですが、

東海圏内ですらないところなので、今までのように通うことはおろか

新店舗が開店しても訪れることすら私には難しくて。

オーナーさんの夢を叶えるための移転なので、応援したいとは思いますが、

私自身の率直な気持ちとしては、やっぱり悲しいし寂しいしやりきれない思いです。

 

こんな気持ちになるのは人生において三度目です。

一度目は、学生時代から通っていた紅茶とチーズケーキの専門店。

出されるものどれもとても美味しくて、アンティークな調度品とジャズのBGMが心地良く、

社会人になってからも他県であるにも関わらず通っていたのに突然閉店になってしまって。

あの時、「これから私はどこで美味しい紅茶を飲めるんだろう」と

真剣に思い悩むほどショックを受けました。

 

二度目は、趣味のサークルの皆でいつも練習後に夕食を食べていたお店。

見た目はごくごく普通の名古屋の喫茶店といった風情なのですが、

パスタやピラフなどのメニューが豊富でしかもそこらのレストランより格段に美味しくて。

更にはケーキも常時5種類くらい作られており、これらも絶品で。

サークルの打ち上げで貸し切りにさせて頂いたりお世話になりっぱなしのお店だったのですが、

ある日、理由も分からぬまま突然閉店してしまいました。

ここはただ美味しいだけでなくマスターや奥さんに随分我が儘を聞いてもらっていたので、

それまでの御礼も言うことができなかったことが心残りです。

 

そして、今回。

今までと違うのは、かなり急ではあったにしろ(閉店一月前を切っていました)

閉店及び移転の案内がきたことと、お別れパーティーが催されたこと。

本当に本当に悲しかったけれど、最後にきちんと今までの御礼が言えたので、

その分まだ救いがあったかなと思います。

でも、ここのお店に勝るお店はきっと近隣には無いと思うので、

やはり一度目と同じくこれからどこで美味しいお茶を飲めばいいのかと途方に暮れています。

今までは夫に「○○日は飲み会だから夕飯要らない」と言われると

ゆっくりお茶してこれる!と喜んでいたのですが、

これからはどこでどう過ごせばいいのでしょう。

 

今、他にどこか紅茶が美味しくて素敵空間なお店を絶賛探索中です。

そして、もし素敵なお店に出会えたとしたら、

四度目が来ないことを切に願います。