あなたとアートをつなぐ、名古屋の画廊 松徳

【2014.7.13】 藤田嗣治の足跡を追う旅~フランス編~ エソンヌにて

2014/08/21

今回の旅の最終日は、

やはり藤田嗣治の終の棲家となったエソンヌ県の小さい村

ヴィリエ=ル=バクルにあるアトリエ兼住居

 

「メゾン=アトリエ・フジタ」で締めくくりたいと思い、足を運びました。

写真 2014-07-13 21 01 58

 

現在は一般公開されているこの建物及びオブジェは全て生前からのまま残されており、

そこかしこに藤田氏が作った調度品や版画、

自身が使っていたミシンなどの道具類(藤田氏は裁縫もやっていたそうです)など

まさに藤田嗣治の世界観が凝縮されているようでした。

 

建物の最上階にあり、君代夫人ですらあまり足を踏み入れたことのなかったアトリエも

全く手を加えられておらず、

壁面には恐らく礼拝堂のフレスコ画を描くためであろう下絵が描かれていました。

とても大きな窓があるのが特徴的で、

これは自然光の中で描きたかったという藤田氏の希望により造られたと説明を受けました。

 

また、画材道具の中にも「もち粉」「豆粉」と書かれた瓶が置かれていることに気付き、

フランスで暮らしながらも

日本独自の材料をいったいどのように使っていたのかと思いを馳せたりと

生前の制作活動の一端を垣間見ることができました。

 

また、こちらではイヤホン型の日本語ガイドをレンタルできたのですが、

その中で藤田氏の肉声を聞くこともできたのは貴重な体験だったと思います。

 

建物の中のどこを見ても興味深く、

出来ればもっとゆっくり時間をかけて見学していきたかったのですが、

小さい建物なため、後ろから来る別の来館客に場所を譲らなければならず、

あまり長く見ていられなかったのが残念でなりません。

 

アトリエ兼住居内での写真撮影は禁止のため、外観と隣の建物に展示されていた写真等をご紹介します

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