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関根伸夫(せきねのぶお)

関根伸夫は、1942年(昭和17年)9月12日に埼玉県大宮市(現・さいたま市)で生まれた現代美術家、彫刻家である。

多摩美術大学に入学、同大学大学院を1968年に修了。同年10月に開催された第1回神戸須磨離宮公園現代彫刻展にて「位相-大地」を制作し出品、朝日新聞社賞を受賞する。大地に深さ2.7m、直径2.2mもの大きな穴を掘り、全く同じ高さ・直径に固めた土の円柱を横に配したこの作品は、自然物にほぼ手を加えない形で存在させる事によって芸術性を引き出そうとする「もの派」という美術運動(1970年前後)の先駆けとなった。

1970年には世界三大ビエンナーレの一つヴェネツィア・ビエンナーレでステンレス製の柱の上に自然石を置いた「空相」を出品、その芸術性を認められ2年間イタリアに滞在して制作活動を行う。そこで建築物と芸術との共存・融合という概念に触れた関根は、公共空間にアートを取り入れる事で活性化させようと日本における「環境美術」の活動を始めるため帰国、(株)環境美術研究所を設立。東京都庁舎をはじめ全国各地で数百にも及ぶアートワーク・アートディレクターとして参画した。

活動は国内だけに留まらず、ヨーロッパ3国巡回個展や釜山彫刻プロジェクト、アメリカの美術団体「国際彫刻センター」の理事就任など国際的に活躍している。また、2008年の「多摩川アートプロジェクト」では「位相-大地」が再制作され話題となった。

現在、出身大学である多摩美術大学美術学部環境デザイン学科の客員教授として後進の指導も行っている。

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